睡眠不足の怖さ。
体は正常に働くため、睡眠を必要としています。睡眠を十分にとっていないと、疲れがとれないだけでは済まず、いつの日か必ず体調不良が現れます。不眠は、高血圧症、心不全、うつ病などとの関連が深いといわれています。また、睡眠不足が続くと肥満にもなりやすいようです。
不眠の原因。
日本人の5人に1人は不眠といわれています。不眠の方が特殊なのではなく、私たちはそれほど睡眠不足になりやすい環境で生活しているのです。代表的な不眠の原因を挙げてみます。
- 不規則な生活。
- 人間関係、家庭、仕事などでのストレス、悩み事。
- 1日中デスクワークなどでの運動不足。
「睡眠とは」でも解説しましたように、人は体内時計を持ち、1日のサイクルに合わせて活動しています。この自然サイクルに逆らった生活をすると、体の機能はどこかで歯車が狂ってきます。夜型生活により、体内時計を狂わすのはもちろんのこと、神経を休めないといけない夜中に、考え事などで興奮状態にあると睡眠モードに入ることはできません。また、エネルギーを消費していないと、体は休息を求めません。
不眠の種類
不眠には高齢者が夜中に目覚め、そのまま眠れなくなってしまう中途覚醒や、朝早くに目覚め眠れなくなってしまう早期覚醒などがありますが、働き盛りの年代が悩む不眠は、就寝時に眠ろうとしても一向に眠れない入眠障害が最も多い傾向にあります。
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